2015年6月22日月曜日

「のだめカンタービレ」と「空手」

興味のある方は全巻お貸しいたします。

先日、ヤフオクでのだめカンタービレを大人買いしました。クラッシック音楽界を舞台にした青春ギャグ漫画といった感じでしょうか。
主人公の「のだめ」こと「野田恵」はピアノを弾く才能はあるけれどピアニスト(演奏家)としては未熟、云々・・・
内容はギャグ満載でとっても楽しい漫画。テレビシリーズも人気を博しましたね。
読み進めているうちに西洋の音楽(クラシック)と空手についてずいぶんと共通する事が多いなと思いました。

というのも楽譜上には作者の意図する記号(音符)が散りばめられていてそれを無視した演奏というのは良い演奏とは呼べないようなんです。
多分、クラッシック音楽に限らず文化的背景に歴史があるものは同様に「かたち」が求められるのでしょうね。クラシックバレエ(フラメンコとかタンゴなんかも)を見ていると本当に厳しいですよね。
空手に関しても「かたち」があり、「かたち」を無視した空手はただの暴力でしかなく、「形(かた)」にしても基本動作を無視したものはただ振り付けをされた踊りのようなものになると思うのです。
だから、空手に限らず日本の伝統系の格闘技が西洋(といってもアメリカではなくヨーロッパ)を中心に空手が盛んなのはそういった文化的背景に何かしらの共感をしてもらえているのかなと思います。

空手界を「のだめカンタービレ」に置き換えて例えるなら「のだめ」の気持ちもわかるのですが指導をさせて頂いてる立場としては「オクレール先生」の気持ちに近いです(千秋なのかもしれませんが間違ってもシュトレーゼマンではないはず・・・それに私も空手を始めた頃は「のだめ」でしたっても極々凡人ですが)。

なので、分からないながらも基本動作とピンアン(平安)の形をしっかりと身につけてくださいね。それが「かたち」を作る事につながりますから。